【中小製造業を専門とする経営コン サルタ ント】
中小製造業の経営の基本は、「ヒト」・「モ ノ」・「カネ」を効率よく活用して利益を得、社会に貢献する ことです。 そのためには、製品開発から生産~販売に至る企業活動の過程で生ずる諸問題を『見え る化』して、現状を把握した上で最適な改善策を実施することが必要です。
俵経営コンサルタント事務所では、『経営の見える化』を基本 に、中小製造業の経営者の皆様方 を支援致しま す。

経営の見える化とは

経営体質の良し悪しは、利益を出しているか否かで判断されます。 現状は赤字でも、お金を使わずに知恵を活かして、社内の業務プロセスを見直し、 コスト低減のための改善策を施すことにより、容易に赤字を解消して黒字転換できる 可能性をどの企業でも秘めています。ただ、これまでその可能性に気が付かずに経営を 行っていただけかも知れません。

中小製造業における『経営の見える化』 とは、社内(生産・開発・設計・販売・本社部門)の業務プロセスにおける 課題・問題点(ロス・無駄)を従業員の方々及び経営者の方々に見えるような仕組みつくりを行い、 それらの課題・問題点を組織的に解決し、業務効率を上げることにより コストを削減・経営体質を強化するための手法と言えます。
このページでは中小製造業におけ る『経営の見える化』の概要について説明いたします。以下に このページに関連する項目を示しました。

『経営の見える化』 と言っても分かり分かりにくいかも知れませので、社内のどの様な部門とどの様な問題点について 『見える化』するのかを検討してみましょう。
中小製造業では主として、製造部門 (生産管理・資材購買・外注管理・設備管理部門を含む)、 開発・技術部門(生産技術・品質管理部門を含む)、 営業部門本社・間接部門(経理・庶務を含む )の4つの部門に大別することができるかと思います。品質管理部門を製造部門内に設ける場合もあり、 どこまでを製造部門に含めるかは企業形態・経営者の考え方により異なります。 ここでは、これら4つの部門の『見える化』を総称して、 『経営の見える化』と呼ぶことに致しました。図に『経営 の見える化』の対象部門と『見える化』す べき課題・問題点についてその項目を示しておきました。

経営の見える化製造部門の見える化 開発・技術部門の見える化  営業部門の見える化 本社・間接部門の見える化 経営の見える化

『経営の見える化』と は、これら部門にお ける漠然とした日常業務活動を、客観的に 判断できる指標で把握して、総合的に経営の効率化を進め、利益を確保するための取り組みです。
次に、経営の効率化を進め利益を確保するためには、どの様な部門を優先的に『見え る 化』させるべきなのかを考えて見ることにしましょう。

製造業の基本はものつくりです。 製造現場良で製品を作ることが出来なければ、製品を販売してお金を 得ることが出来ません。 それゆえ、製造業では製造現場がしっかり運営されていなければなりません。 最近現場力と言う言葉を聴く・読む機会が多いかと 思いますが、 この言葉は製造業における製造現場の重要性を端的に表しています。 中小製造業における製造部門はその企業にとって利益の源泉となります。 そして、この宝の山を効率良く運営することにより、 利益を生み出すことが可能となります。 一方、開発・技術、営業、本社部門は組織運営上の経費を使いますが、 直接的に利益を生む出すことが出来ませんので、間接部門と呼ばれています。 間接部門の役割は、本来 製造部門の業務が円滑に進むように支援することです。

従って、『経営の見える化』を実施す べき対象部門の優先度は以下のようになります。

製造部門 > 開発・技術部門 > 本社・間接部門 > 営業部 門

すなわち、利益を生み出すためには『製造部門の見える化』 から着手したほうが良いとの結論となります。中小製造業では製造部門 が経営を支える大黒柱となります。では経営体質を強化するのに、 なぜ『製造現場の見える化』から着手した方が良いのでしょうか。それは、中小製造業におい て利益を出すためには、総原価を如何に下げるかと言うことが重要な課題となるからです。 次のページで、損益計算書のスタイルを用いて、営業利益を生み出す ためのメカニズムを具体的に明らかに致します。

またこのページに関連するページを以下に示しておきました。ご興味にある方は参照 して頂けると幸いです。

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